
一口に「猫」と言ってもいろんな種類がいますね。
純血種も雑種も白い子も黒い子も。
猫好きの皆さんにしてみたらどの子もみんな可愛くて「とても選べない!」とお思いでしょう。
私もそうです。
今までうちに来てくれた子たちはそれぞれ縁があって家族になりました。「この子がいい」とか選ぶような状況ではありませんでした。
ただ、毛色や柄でいくらか性格に違いはあるようです。
例えば譲渡会などでいろんな子がいた時、どの子をお迎えしたらお互い幸せかーそれは大きな問題ですよね。
どの子でも可愛いという気持ちは同じだけれどせっかくお迎えするならできるだけ早く馴染めるほうがいいかなって思うのもまた自然なこと。
そこで今回は雑種猫に絞り色・柄別の特徴や性格・傾向について私の経験談も盛り込んでお伝えします。
Contents
雑種猫の毛色や種類別の特徴と性格や傾向
日本では猫が犬の飼育数を上回ったと言われています。
私の印象もありますが、猫を飼う人はどちらかというと犬よりも血統にそこまでこだわらない気がしていて、日本で一番飼育数が多いのは雑種なんだそう。
我が家でも雑種を飼っていました。
雑種の魅力はなんといっても体が丈夫なこと!
そしてアレルギーを持ってる子もわりと少なめなので気になるにおいも少ないです。
それに加え長生きしてくれる子も雑種が多いと聞きます。
うちの子も一番長生きしてくれた子で20歳過ぎまで元気でいてくれました。これってほんとにありがたいことなんですよね。
こんな風に身近に感じて可愛いだけじゃなく体も丈夫な雑種猫。
その毛色や種類にはどんなものがあって性格にはどんな違いがあるんでしょう?
雑種猫の毛色や種類別の性格・傾向一覧
主な雑種猫の毛色・種類別に表にしましたが、もちろんこれが全てではありません。好みや性格は育った環境や個体によって違いますのでこれをもって保証するものではありません。
あくまでも参考程度にお考えください。
<雑種猫の毛色や種類別の性格・傾向一覧>
毛色・種類 | 特徴 | 性格・傾向 | |
白猫 | 白1色またはほぼ1色 |
気が強くクールな反面、甘えん坊
|
|
黒猫 | 黒1色またはほぼ1色 | 人懐っこく穏やか | |
ハチワレ | 白地に他の毛色で額には八の字型の模様 |
白との割合、白以外の柄などで様々
|
|
トラ柄
|
キジトラ | キジのような色合いのトラ柄 | 警戒心が強い反面甘えたがり |
茶トラ | キジトラより明るい茶色のトラ柄 | 甘えん坊で警戒心も薄く穏やか | |
サバトラ | サバのような色合いのトラ柄 |
警戒心が強く臆病または人懐っこい
|
|
三毛猫 | 白と茶と黒の3色 | ツンデレで母性が強い | |
サビ猫 | 黒・茶・赤(オレンジ)などで柄は不規則 |
愛嬌があって甘えん坊、頭が良い
|
こちらの表ではほんの一部の色・柄ですが、特に雑種猫で比較的よく見かけるものに絞ってご紹介しました。
この中の例えば「ハチワレ」。
代表的な色は白と黒ですがその場合性格はタフネス。
そして黒の割合が多いほど黒猫より、白の割合が多いほど白猫よりの傾向が強くなると言われています。
その他に
- 茶トラのハチワレ…甘えん坊で人懐っこい
- サバトラのハチワレ…警戒心が強く臆病または人懐っこい
- キジトラのハチワレ…甘えん坊で好奇心旺盛
- 三毛のハチワレ…賢くておとなしい
という風に白の他の柄によっても違うようです。
私の体験談より
↑うちに来てくれた子たち まだ若い時ですね
ここ、興味ないよって方は読み飛ばしてくださいね。
うちに最初にやって来たのは黒白のハチワレ♂でした。
母の知り合いの家の敷地内に捨てられていたとのことでまだ小さいうちに我が家へやって来ました。
性格は人見知りで臆病。私が見聞きしたハチワレの性格とは少し違いました。
運動量もそんなに多くはありませんでしたがしっかりごはんを食べていたせいか、男の子らしいがっしりとした体形で体重は最高で7kgくらいありました。
とにかく人間が苦手で玄関のチャイムが鳴るとものすごい勢いで物陰に隠れていたのを思い出します。
次にやって来たのはキジトラ♀。子連れで、いつの間にかうちに住み着いていました。
その子供の数も驚きの7匹!
生まれたばかりの子供を育てるために人間の力を借りようなんてすごい知恵だなって今でも思います。
母性がとても強く子供の世話をしっかり見てあげて、トイレを教えたりごはんを分けて上げたりする姿に感動した記憶があります。
そして私の心を最も動かした出来事は子供を里子に出した時。
新しい飼い主さんが我が家にやってきて子供を1匹連れて行く度に家じゅうを探し回ります。
押入れの中もお風呂も全部です。
そしてどこにもいないことを知るととても悲しそうな声で鳴くんです。毎回、7回それを繰り返しました。
その姿に「猫ってなんて愛情深いんだ!」と驚きと共に、せっかくうちを選んで来てくれたのに子供を引き離すことになって申し訳ない気持ちになったことを覚えています。
何度も「ごめんね」って謝りました。
その後母猫はその悲しみを乗り越えて20歳過ぎまで元気でいてくれました。
性格は警戒心が強いものの母性愛に溢れ、1度心を許すと玄関で帰りを待ってくれたり膝に乗ってきてくれたりと甘えん坊な一面も。
ただ一定の距離は保ちますので決してベッタリにはなりません。
先ほどの表にあるキジトラの性格に近いですね。
まぁ、性格に関してはこんな感じです。
雑種猫をお迎えする方法
我が家では捨て猫を引き取ったり、いつの間にか野良猫が住み着いていたりと、偶然とも思えるようなご縁に恵まれて家族として迎え入れていましたが、すべての方にそういうご縁があるとは限りません。
時には自ら探しに行くことも必要かも知れません。
そんな時、どうやったら新しい家族と出会えるのかいくつかご紹介いたします。
- 民間の保護団体(個人)の募集に応募する
- 各自治体や保健所などで里親の募集をしていないか調べ、応募する
- 近くの動物病院などで里親を探していないか問い合わせてみる
- その他
1.民間の保護団体(個人)の募集に応募する
例えばネットで「猫 里親募集」と検索するとたくさんのサイトで里親の募集をしています。
それらのサイトでどのような手順で譲渡しているのかなどしっかり調べて信頼できるところ(方)に応募するのが良いでしょう。
また民間の保護団体や保護主から譲渡してもらう場合には審査が厳しいこともよくあります。
それも引き取られた猫が幸せに暮らすためであることをどうか理解してくださいね。
2.各自治体や保健所などで里親の募集をしていないか調べ、応募する
動物愛護センターとか動物保護管理センターなどです。
うちに住み着いた親子猫の子供たちを里子に出す時にお世話になったのがこちらです。
相談すると母猫の避妊手術を条件にあっという間に里親さんを探してくださいました。
皆さんとても献身的だな、という印象です(あくまでも当時の私の個人的な印象です)。
3.近くの動物病院などに問い合わせてみる
うちも動物病院に写真を貼らせてもらった覚えがあります。
依頼する側からすると、実際に動物を飼育している方が見てくれる、という安心感がありますね。
ちなみに私の住んでいる地域では他に、よく行くドラッグストアでも里親募集のチラシが張ってあったことも。
人が多く集まるようなところでは少し気にして見てみると意外と募集しているかも知れません。
4.その他
最近では譲渡OKの猫カフェもありますし知り合いに声をかけておくなど他にも方法はいろいろ。
自分で野良ネコを保護するということも可能ですが、その場合迷い猫じゃないか確認が必要です。
野良猫を保護したらまずは動物病院に連れていき、その後は各自治体などに連絡して猫を保護したことを知らせてください。
またツイッターなどでも迷い猫や犬の情報を見かけますね。SNSを活用するのも一つの方法です。
まとめ
今回は雑種猫の毛色や種類別の性格・傾向と私の体験談、雑種猫を家族として迎え入れる方法などをお伝えしました。
内容をまとめると
- 雑種猫の毛色や種類などで性格が違うこともある
- ただし個体差や育った環境でも変わる
- うちにいた子のうち
- 黒白のハチワレ♂は人も知りで臆病
- キジトラ♀は警戒心が強いものの母性愛に溢れ甘えん坊な一面も
- 雑種猫をお迎えする方法として
- 民間の保護団体や保護主さんの募集に応募する
- 各自治体や保健所などで里親の募集をしているか調べる
- 近くの動物病院などに問い合わせる
- 他(保護猫カフェ/知り合いに声かけ/自分で野良猫を保護※ただし迷い猫じゃないか注意が必要)
私もこの記事を書きながらどんな保護団体がどんな活動をしているのか、気になって調べてみました。
そこで感じたのが不幸な猫ちゃんがとても多いこと!
早く幸せになって欲しいとただただ願うばかりです。
Thank you!!1