
ついにイニエスタがヴィッセル神戸に完全移籍しますね!
Jリーグの人気も以前より低迷気味ですが、これで盛り返してくれたらいいなぁって思います。
けどイニエスタの年俸ってお高いんですよね。
なんと32億円超!
ヴィッセルってそんなにお金持ちなの?
気になりませんか?
私もめっちゃ気になります!
ヴィッセル神戸がそれだけの年俸をどうやって払うの?
その潤沢な資金はどこからくるの?
Jリーグのチームでそんなに出せるとこあるの?
もう気になってしょうがないです。
そこで今回はイニエスタの年俸をどうして、どうやってヴィッセル神戸が払えるのか調べてみました!
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Contents
まずはヴィッセル神戸の収支をチェック!
2005年よりJリーグはクラブ経営の健全性と透明性を高めるために毎年、収支を公表しています。
今年も5月25日に発表されています。
それによると2017年度のヴィッセル神戸の当期純利益は1億5500万円の赤字です!
1億5500万円です!
昨シーズンのJ1チームの中で最も高い赤字額となっています。
支出の内訳を見るとチーム人件費が18チームで最高額の31億400万円で、これが財政を圧迫していると思われます。
一方、収入は
- 広告料収入 33億5200万円
- 入場料収入 5億1400万円
と前年度よりも増えており、トータルの営業収益は52億3700万円。
浦和レッズの79億7100万円に次いで第2位です。
営業収益は高いのに営業費用がそれよりも高く、そこに営業外費用も加わり1億5500万円の赤字となっています。
もう一度言います!
1億5500万円の赤字です!
気が遠くなりそう…
お次はヴィッセル神戸の純資産を見てみましょう!
純資産は経営の体力を見る時の指標となります。
2017年度のヴィッセル神戸の純資産は800万円でJ1で最少となっています。
前年度は1億6300万円だったので激減と言えますね。
2018年度の赤字があと900万円で債務超過です。
J1最小も驚きですが、800万円て!
赤字額に比べて少な過ぎでしょ!
ここまで見る限り
『大丈夫か?ヴィッセル!』
しかも債務超過目前!
経営はキビしそう!
クラブライセンス剥奪の危機!
Jリーグクラブライセンスでは
- 3期連続の単年度赤字
- 債務超過
のどちらかに該当するとライセンスを剥奪する、という規定があります。
つまり2018年度に900万円以上の赤字を計上したらその時点でJリーグに参戦できなくなる、ということです!
ここでも
『大丈夫か?ヴィッセル神戸!』
ほんとにチーム存続の危機!
ヴィッセル神戸の過去の経営状況
2014年度より前述のクラブライセンス制度が厳格化していますが、ヴィッセル神戸ではそれ以前9年連続で
- 単年度赤字
- 債務超過
の両方を続けていました。
ところが2014年度は17億4600万円の黒字。
2013年度まで赤字続きと債務超過で
2014年度は一転して黒字。
しかも17億円超もの黒字。
違和感ありますよね。
その資金、一体どこから?
一転して黒字になった理由は?
それまで単年度赤字と債務超過を続けていたヴィッセル神戸ですが、2014年度に一転したのは特別利益が加算されたため。
その額22億5000万円!
実はこの特別利益。
ほとんどはオーナーの三木谷浩史氏(楽天株式会社代表取締役会長及び社長)のポケットマネーと言われています。
びっくり!でもさすがです!
そしてその三木谷氏は神戸出身。
ずっと神戸に貢献したいと思い続けていたそうです。
そして2004年に倒産寸前だったヴィッセルの運営会社から三木谷氏が設立した会社クリムゾンフットボールクラブが経営権を譲り受けました。
運営会社が倒産寸前だったわけですから、当時のヴィッセルも苦しい最中での譲渡だったんでしょうね。
ここでも三木谷氏の熱い気持ちが伝わってきます。
結局イニエスタの年俸はどこから出るの?
とはいえ、イニエスタの年俸32億円超を三木谷氏のポケットマネーから支払うというのは現実的ではありません。
いくらなんでも32億円はね。
ここは三木谷氏の経営手腕の見せ所でしょう。
楽天やその関連会社が広告関連予算を組んだり、イニエスタがワイン好きであることからイニエスタのサイン入りワインも販売されています。
これらはイニエスタの年俸を補てんするためのほんの一部かも知れません。
ただ、楽天ほどのグローバル企業ならまだまだ打つ手はたくさんあるでしょう!
実際、この度のイニエスタ獲得に関しても三木谷氏の主導によるものと言われています。
これはまさしく三木谷氏の自信の現れではないでしょうか?
イニエスタのお高い年俸もビジネスの展開次第で払えるという試算があったんですね!
まとめ
日本人はお金の話を公にすることを嫌う傾向にありますが、この話はちょっと感動しました。
『ふるさとの神戸に恩返ししたい』
という思いが出発点となってイニエスタの移籍が実現したんですね。
もちろん、三木谷氏にも商売上の計算があったでしょうが、
Jリーグ全体にもプラスになると考えているところ。
何だか三木谷氏の器の大きさを感じました。
それにしても三木谷氏にはどれくらい財産があるんでしょうね。
やっぱり生きたお金の使い方をしている人の元にお金は集まるんですね。
個人的にいい教訓になりました。