猫の記憶力はどのくらい?飼い主を覚えてるまでの期間や学習能力は?

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我が家の猫は人間を用途別に使います。

私の役割は『かまい係』。かまって欲しい時にやってきます。

ごはんを私にねだったりはほとんどありません。

ところが不思議なことにうちの猫、私とダイニング(普段はダイニングなんて言いませんが)で会うと妙によそよそしいんです。

正確に言うとダイニングに私が入ると逃げるんです。

もしかしたら私は私の部屋にいるときにしか認識してもらえない?

もしかしたらうちの猫、私の部屋から一歩出たら私のこと忘れてる?

そういえば、友人はたまに実家に帰るとワンちゃんが『うれション』するって言ってたけど、猫ってたまに会ったくらいじゃそんなに喜んでもいないような?

疑問に思ったことから猫の記憶力について

  • 犬と比較してどのくらい?
  • 飼い主のこと、いつまで覚えてる?
  • 猫の学習能力

を調べてみました。

「久しぶりに帰省したら愛猫がよそよそしくて寂しい」

って感じているあなたもぜひご一読ください。

猫の記憶力は犬と比較してどのくらい?

猫の記憶力は意外といい、って聞いたことありませんか?

少し前までは『猫は3年の恩を3日で忘れる』とばかりに3日もすれば飼い主のことなんか忘れてる、って思われていました。

ところが、それに違和感を持ったのは以前オスの猫を飼っていた時のこと。

そのオス猫はわりとビビりであまり遠くまで行くことはありませんでしたが、

その頃聞いた話では、メス猫に比べてオス猫は遠くまで出かける傾向にあり、長いコでは1週間も帰って来ないとのこと。

1週間も帰らないコがいることにまず驚き、同時に『3日では忘れないんだな』と思ったものです。

そこで今回調べてみたところ、猫の記憶力に関しての実験についての記述を見つけました。

猫の記憶力の実験

かつてアメリカで行われた実験によると

  1. 部屋の中にいくつか箱を用意し、餌の入った箱だけランプが点灯するようにします。
  2. 猫にランプが点灯した箱には餌がある、と覚えさせます。
  3. その後、『ランプが点灯=餌』の記憶がどのくらいまで残っているのか観察。

この実験の結果猫は16時間もの間、餌のある箱を忘れませんでした。

犬にも同様の実験をしたところ、5分で忘れてしまうという結果に。

この実験では犬や猫の短期記憶について調べています。

短期記憶は人間でいうなら買い物してレジに行った時に、レジの合計金額をその場で覚えてお財布からお金を支払うといったことですね。

お金を支払ってお釣を受け取れば、 合計金額はすぐに忘れてしまいます。

そういう短期記憶は犬よりも猫の方が優れていることがわかりました。しかも猫の短期記憶は人間の20倍との論文もあるくらいです!

ところがもうひとつ、興味深い実験結果があります。

先ほどの箱に餌を入れた実験で、餌をおもちゃに代えてみたら猫は10秒ほどで忘れてしまったそうです。

猫は興味のあるものはよく覚えていて、興味のないものはすぐに忘れるということがよくわかりますね。

猫あるある

けど、猫が興味のあることだけ覚えているって猫あるあるですよね。

猫はその時々に興味を持っているものには執着します。

以前、我が家にいたオス猫がまだ小さかった時には箱ティッシュに興味津々で、箱から出ているティッシュを見ようものなら瞬時に飛びかかって大興奮!

ティッシュがボロボロになってしまうので、仕方なく使いかけの箱ティッシュは片付ける、というちょっとめんどくさい羽目に。

ところが、ある日を境に箱ティッシュに全く興味を示さなくなり、まるで別猫。

おかげで使いかけの箱ティッシュはすぐ手に届く範囲に置いておけるようになりました。

また、

  • 大好きだったフードを急に食べなくなったり
  • しつこいくらいに執着していたおもちゃが壊れた(正確には自分で壊した)ら途端にそっぽを向いたり

興味がなくなると『これ、なんだっけ?』みたいな反応をしますね。

その度、ほっとしたりがっかりしたり…。

猫飼いはおおらかでないと務まりません。

飼い主のことはいつまで覚えているもの?

先ほどの箱に餌を入れた実験では猫の短期記憶が優れていることがわかりました。

では、長期の出張や進学とか就職で実家を離れた時などしばらく猫と会えない状況ではどうでしょう?

冒頭で述べたように、私の友人は久しぶりに実家に帰るとワンちゃんが喜びのあまり『うれション』すると言ってました。

猫の『うれション』は聞いたことないですよね。

一体、猫の長期記憶はどのくらいのものなんでしょう?

猫の長期記憶

長期記憶についての実験は今のところ見つけられていませんが、次のような考察があります。

『猫は昔から単独で行動してきたため、危険な目に遭った時にはそれをいつまでも覚えている。というのも自分の身は自分で守る必要があるので自然に備わった能力である。』

これはよーくわかります。

我が家にいたオス猫の話

またまた以前我が家にいたオス猫の話を出して恐縮ですが、まだその猫が小さかった時、母の友人が4〜5人我が家を訪ねてきました。

玄関のチャイムをピンポーンと鳴らして、ガヤガヤと母の友人たちが入って来ます。

その時にたまたま一人がうちの猫を見つけ

『あー!かわいー!』

そこから皆さんそれぞれ

『ほんとだ!!』『触らせてぇ!』と、ちょっとした騒ぎに。

ただでさえビビりだったうちのオス猫は怯えて逃げ出してしまいました。

それ以降、『ピンポーン』は彼にとっては恐怖の合図。

毎回毎回、棚の後ろとか押し入れに隠れるようになりました。

亡くなる直前までずっとその調子だったので、ある意味優れた長期記憶を持っている、と言えるでしょう。

本題の『飼い主のことはいつまで覚えてる?』について

ちょっと話が長くなってしまいました。

つまり長期記憶でもとくにネガティブなことはよく覚えているということですね。

同時に生命維持に必要なフードのことも。

ドライフードの袋の音にはよく反応します!

飼い主についても猫との関わり方によりますが、2〜3年程度は覚えている、と言われています。

ただ人間の2〜3年と猫の2〜3年は当然長さが違います。

猫の年齢にもよりますが人間の1年≒猫の4年ほど。(諸説あります)

猫の時間で考えると8〜12年と結構長いですね。

つまり人間が数ヶ月と思っていても猫にとっては1〜2年ぶりという可能性もあり、警戒してしまうのも仕方ないこと。

このことから1年に1回くらいは猫に会いに帰った方が良さそうですね。

また、猫は視力が弱いので見た目で判断することができません。

猫が飼い主を判断するのは声やにおいです。

  • 猫の視力は人間の10分の1ほど(動体視力はいいです)
  • 猫の嗅ぎ分ける能力は人間の数万倍〜数十万倍
  • 猫の聞き取れる周波数は30〜6万ヘルツ(人間は20〜3万ヘルツ)

数字で見ても猫が嗅覚や聴覚に頼る理由がわかりますね。

もし久しぶりにあった飼い主が何だかわからないにおいを纏っていたら…?

きっと猫は警戒してすぐには近づいてこないでしょう。

久々に猫に会ってもよそよそしいとか、警戒心むき出しなんて時には、お風呂に入ってみてはどうでしょうか?

猫にとってよくわからないにおいを落として、家族が使っているシャンプーなどを借りて猫の安心できるにおいを纏ったら警戒心も薄れるかも知れません。

ただし猫はたまに拗ねるので、拗ねてるだけということも考えられます。

猫が拗ねてしまっている時は好きなフードをあげてみる、とか好きなおもちゃで遊んでみるといった努力(?)も必要でしょう。

いずれにしても急接近は猫にとってストレスになりかねませんから、少し時間をかけて距離を縮めていきましょうね。

猫の学習能力も優れている?

短期記憶や長期記憶もそうだったように、猫は

『興味のあることや必要なことに対する学習能力が高い』

と言われています。

例えば扉を自ら開けて移動する猫は多く、引き戸でもドアノブでも猫は上手に開けてしまいます。

なぜこんなことができるのか?それは人間が開けている姿から学んでできるようになったと考えられていて、このことから猫は

『情報認識能力が高い』と言えます。

私たちはいつでも猫に見られていることを意識しなくちゃいけませんね。

また、

今うちにいるおばあちゃん猫は気が向いた時にだけ『出待ち』することがありますが、どうやら私の車と他の車のエンジン音を聞き分けて、私が帰って来たことを察知するようです。

猫の聴力は人間の10倍ともいわれていて、聞き分ける能力もあります。猫の学習能力は、その時の気分や興味のあるものに関しては高いと言っていいでしょう。

犬のようにしつけで覚えさせることはできなくても、自ら観察して学習するのはいかにも猫らしいですね!

まとめ

今回は

  • 猫の短期記憶力→興味のあることなら犬どころか人間よりも優れている
  • 飼い主を覚えている期間→年齢や関係性にもよるが2〜3年ほど
  • 猫の長期記憶力→興味のあることならまぁ覚えている
  • 猫の学習能力→興味のあることなら自ら学習する

ということがわかりました。

それにしてもどの能力をとっても猫は『自分本位』ですね。

まぁ、それはそれでこちらも楽です。

なぜならあんまり顔色を窺われるとちょっと切ないので。

『久しぶりに猫に会ったらつれない…』とお嘆きのあなた!もしかして忘れられてるんじゃなくて、警戒されてるだけかも。

少しずつ猫との距離を縮めていったら、また甘えてくるようになるかも知れませんよ。

ファイト!

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