
最近、猫シリーズみたいになってますね。
なぜかと言えば、さすがに我が家の猫もいいお年になってきて気になることが満載だからです。
今回気になったのは『夏痩せ』。
うちの猫は毎年夏になると必ず痩せます。
「うらやましい!」とか言ってられたのはまだ猫が若かった頃までで、ここ数年はちょっと心配になってきました。
後ろ足を投げ出してゴロゴロしてる姿を見ると、体がうすいっ!
で、何で痩せるのか?
これも毎年のことですが、春から少しずつ食べなくなるからです。
秋から冬に食べる量と比べると、正確には測っていませんが感覚としては半分くらいでしょうか。
ではなぜ食べない?
その原因を調べてみたらまだまだ工夫できそうなことがありました!
ということで
- 猫がキャットフードを食べない7つの原因
- 猫の食欲をupさせる飽きさせないための工夫
をお伝えいたします。
尚、今回は『健康なのにキャットフードを食べてくれない』猫に限定しています。
「病気かも」と思ったら早めに受診してくださいね!
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猫がキャットフードを食べない7つの原因
迷いに迷った末、やっと買ってきたキャットフードを愛猫が食べてくれないと悲しくなりますよね。
また、今までは食べていたはずなのに、急に食べなくなったりすると体調が悪いのかと心配になったり、残ったキャットフードどうしようかと考えたり…。
猫は気分屋さんなので、家に猫がいるご家庭なら一度は経験されてると思います。
ただいくら気分屋さんとはいえ、体力が落ちてしまわないか心配です。
そこで何が原因でキャットフードを食べないのか調べたところ次の7つが考えられることがわかりました。
- キャットフードのにおいが減ってきた
- キャットフードが好みと合わない
- キャットフードを変えたため
- いつも食べていたため飽きてしまった
- 繁殖期になって食欲が落ちた
- お皿が変わるなどの変化によるストレス
- 高齢で食欲が減少した
…ゼイタクだなぁ。(苦笑)
では1つずつもう少し詳しく見てみましょう。
その1.キャットフードのにおいが減ってきた
猫はキャットフードをお皿に入れても空になるまで食べることがあまりありませんよね。
量を測ってあげてるつもりでも一度で食べてくれないこと、ありませんか?
そもそも猫には『食べムラ』があり一気に食べきることもあれば少しずつ何度も食べることもあり,残ったキャットフードは残念ながらにおいがだんだんなくなっていきます。
また、ドライフードも小袋を開けて時間が経つと、やっぱりにおいが減少していきます。
猫はにおいで食べ物かどうか判断するため、においがなくなってくると食べなくなってしまいます。
お皿にキャットフードが残っていても催促してくるなら、においが少なくなっているためかも知れません。
その2.キャットフードが好みに合わない
猫には味覚があり、味にも好みがあると言われています。
もともと猫は肉食だったので、今でも肉を好む猫もいますし、魚でもかつおが好きだったりマグロが好きだったりと好みが分かれるようです。
愛猫はどんなキャットフードが好きなのか把握しておくことが大切です。
その3.キャットフードを変えたため
猫は警戒心が強いためキャットフードを急に変えると食べなくなることがあります。
キャットフードを変えたら急に食べなくなった場合にはもとのキャットフードに戻すことで食べてくれるようになることが多いですね。
その4.いつも食べていたため飽きてしまった
人間も同じ食べ物ばかりでは飽きてしまうように猫も飽きることがあります。
キャットフードを変えても食べない、変えなくても食べない、なんてほんとにゼイタクですが。
ただ人間と違うのは、猫はにおいなどから自分に必要な栄養分が食べ物に含まれているかどうかがわかるのだとか。
必要な栄養分が入ってないと思うと、いつものキャットフードを食べなくなるコもいるようです。
その5.繁殖期になって食欲が落ちた
猫は繁殖期に入ると食欲不振になることもあります。
特に、去勢・不妊手術をしていない猫に多く見られ、繁殖期に異性への興味の方が食欲よりも勝ってしまうようですよ。
まるで人間の『恋わずらい』ですよね。
時期としては春・秋・冬に多く見られます。
その6.お皿が変わるなどの変化によるストレス
猫の警戒心が強いのは前述の通りで、食事の時の環境の変化もストレスになることがあります。
- キャットフードが置いてある位置が変わった
- いつもとお皿が違う
- キャットフードの周りにいつもはないものがある
- お皿が洗っていない
などほんとに小さな変化でも猫にはストレスになり得ます。
食器についてはいつもとお皿が違うため食べなくなることもあれば、単にお皿の深さや大きさなどが食べにくいために残してしまうこともあると言われています。
その7.高齢で食欲が減少した
あらゆる生物がそうであるように、猫も老化によって食欲が減少します。
消化吸収機能や活動量、筋肉も落ちてきますから食欲が減少するのも仕方ないことですね。
猫の食欲をupさせる飽きさせないための工夫
猫がキャットフードを食べなくなる原因で思い当たるものはありましたか?
うちはやっぱり高齢でしょうか。
人間で言えば80〜90歳代とかなりの高齢ですから食べなくなるのもしょうがないのかな、と思ってはいますが、体力が落ちてしまわないかは気がかりです。
なんとかもう少し食べてもらいたい!
私も含めそんな切実な思いを持つ飼い主さん。
そこで猫が食欲upしてもっと食べてくれるような飽きさせないための工夫をご紹介いたします。
その1.キャットフード(ドライフード)を開封したら密閉容器に入れて保存
キャットフードの中でもドライフードは小袋に分けられていますが、それでも結構な量ですよね。
多頭飼いでみんなが同じキャットフードを食べてくれるならそれほど問題でありませんが、開封してから食べきるまで数日かかるようなら、密閉容器に入れて保存することをおすすめします。
既に開封後、時間が経ってしまったドライフードはウエットフードを混ぜると食べてくれることもありますよ。
お試しあれ。
その2.キャットフード(ウエットフード)は人肌程度に温める
ウエットフードは水分も一度で摂れるし、ドライフードだけでは飽きてしまうこともあるので必ず常備しているご家庭も多いと思います。
我が家もそうです。
ただ、小さなウエットフードのパウチであってもとても一度では食べきれる量ではありません。
残った分はジッパー付きの袋に入れて冷蔵保存しますが、冷えたウエットフードはなかなか食べてくれないもの。
冷えたウエットフードは電子レンジで軽く温めると食べてくれることがあります!
それでも食べなければ、別のウエットフードに少し混ぜてみるなど、廃棄の前にもう一工夫してみると意外と食べてくれたりしますよ。
その3.キャットフードを変える時には少しずつ
キャットフードは年齢や病気の有無、猫の好みが変化した時などに変えることもありますよね。
猫は警戒心が強いので、ある日出されたキャットフードが急に変わっていると食べないことがよくあります。
キャットフードを今と違うものに変える時は、今までのキャットフードに新しいキャットフードを少しずつ混ぜてあげると上手くいきます。
混ぜる割合も徐々に新しいキャットフードを多くしていくと猫も新しいキャットフードをすんなり食べてくれるでしょう。
その4.愛猫の好みを知るため違う味のキャットフードを少しずつあげてみる
猫の成長段階で味の好みが変わって、今まで食べてくれたものを残すことがあります。
我が家の猫も喜んで食べていた『カニかまトッピングタイプ』のウエットフードを急に食べなくなったり、3度の飯より好きだったかつお節も今ではあまり食べません。
前述の通り、猫には『食べムラ』と『食べ飽き』があります。
『食べムラ』は猫が野性だった頃備わった本能で、生き残るために必要な好奇心と警戒心から生まれる行動です。
一方で『食べ飽き』は同じ食べ物ばかりで偏りがちな栄養を猫が感じ取るために起こります。
つまり、我が家の猫の場合はカニかまを好奇心で食べてみたものの、それほど好みではなかった、ということかも知れません。
かつお節は我が家の猫が大好きで、当時は相当あげていたので
「もう栄養偏っちゃうよ!」
と思ってあまり食べなくなったと考えられます。
今まで喜んで食べていたキャットフードを急に食べなくなると、飼い主はプチパニックになりますよね。
そういう時にも猫には『食べムラ』と『食べ飽き』があることを知っているだけで「よし、次の手を打とう」と思えます。
味の違うキャットフードのサンプルを取り寄せたり、小さいパックのキャットフードを複数揃えたりして猫の好みを見つけてみましょう。
色々試した結果、我が家では鶏肉より魚、マグロよりカツオが好きだということがわかりました。
小魚などのトッピングもない方が食べてくれます。というよりトッピングは全部よけてあります。
猫の好みを探る作業は意外と楽しいです。
その5.猫が高齢になったら食べやすい形状のキャットフードを
我が家の猫も高齢になるにつれて食べる量は減ってきました。
最初は心配しましたが、病院に連れて行っても健康上特に問題はなかったので今ではそれほど気にしていませんが、体力が落ちないように食べてくれる時にはしっかり食べられるようには心がけています。
- ドライフードは小粒のもの
- ウエットフードは高齢猫用
- 時にはスープタイプやなめるタイプも
といった点を工夫しています。
夏は水分補給も兼ねて、ドライフードにミルクをかけることもあります。
高齢の猫に無理に食べさせる必要はありませんが、食べやすいような工夫はした方がいいですね。
まとめ
今回は猫がキャットフードを食べてくれない原因として
- キャットフードのにおいが減ってきた
- キャットフードが好みと合わない
- キャットフードを変えたため
- いつも食べていたため飽きてしまった
- 繁殖期になって食欲が落ちた
- お皿が変わるなどの変化によるストレス
- 高齢で食欲が減少した
そして猫の食欲up!飽きさせないための工夫として
- キャットフード開封後の余りは密閉容器に保存
- 冷えたウエットフードは人肌程度に温める
- キャットフードを変える時は少しずつ
- 愛猫の好みを知るには違う味を少しずつあげる
- 猫が高齢で食べなくなってきたら食べやすい形状のキャットフードをあげる
などをお伝えしました。
気まぐれで『食べムラ』や『食べ飽き』もある猫の食事は悩みが尽きませんよね。
猫飼いはずーっと猫に振り回されるんでしょうね、きっと。
ま、それはそれでまた楽しいもんです。