
AFC・u23選手権のメンバーに選出された旗手怜央選手に注目が集まっています。
名門・静岡学園から順天堂大学へ。そのどちらでも10番を背負い順天堂大3年生でJリーグの特別指定選手に選ばれたという逸材。
その上、父親は高校野球の名門として名高いPL学園で清原・桑田の「K・Kコンビ」の1学年上で甲子園でも活躍したとなれば注目されるのも頷けます。
大学在学中にJ1川崎に内定、2020年春から晴れてJリーガーとなる旗手選手の
- ドリブルだけじゃないプレースタイル
- 多彩なポジション
- 過去の成績の一覧
- 現在(執筆時)の評価
についてお伝えします。
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Contents
旗手怜央のプレースタイルは強いフィジカルと巧みなドリブルが持ち味のストライカー
旗手選手は見た目でも体幹強そうな印象ですがそれを裏付けるため基本情報を先にお伝えします。
田中碧選手(右)と旗手怜央選手(左)が、U-23アジア選手権に臨むU-23日本代表メンバーに合流しました。アオ、レオ、ケガに気をつけてしっかりアピールを‼︎ 【広報】#frontale #jfa #daihyo pic.twitter.com/D4QQRGwF2V
— 川崎フロンターレ (@frontale_staff) January 2, 2020
<旗手怜央基本情報>
- 生年月日:1997年11月21日
- 出身地:三重県鈴鹿市
- 身長/体重:172cm/70kg
- 利き足:右
- スパイク:ミズノ
ここまでで身長のわりに体重があるな、と感じませんか?
身長は決して高い方ではありませんががっしりとした体格。しっかり筋肉がついて体幹が強そうですよね。写真をみてわかる通り首も太い。
当たり負けしないフィジカルの強さは普段のトレーニングと甲子園で活躍した父親からの遺伝もあるかも知れませんね。
ただ旗手選手の魅力はそれだけではありません。
フィジカルは強いけれど足元も巧い。足の振りが早くシュート力にも定評あり。
それに向上心も高い。
というのも実は旗手選手、高校でも大学でもすぐにレギュラーになれたわけじゃないんです。
どうしたら試合に出られるのか考え、一見高く見えた壁を次々と打ち破りスタメンを勝ち取ってきました。
川崎入団後ももちろんスタメンを狙っています。それが成長につながりやがてA代表にも近づけると考えているからです。
旗手怜央のポジションはシャドーやウイングなど
プレースタイルでも「ストライカー」とした通り、もともとはFWの選手です。
けどトップ下やサイドハーフなどMFとして出場することも。
トップ下とはFWの後方でMFの最前列に位置し、MFでももっとも攻撃的なポジション。FWのサポート的な役割を担います。
一方、サイドハーフとは両サイド、つまりタッチライン付近で攻撃の起点となったり守備では相手のパスコースを切って攻撃を遅らせ味方選手がボールを取りやすくすることなどが求められます。
また、旗手選手はシャドーの経験もあります。
シャドーは1,5列目と言われるポジション。
普段はFWに隠れていますがここぞというところで飛び出し得点に絡む動きをします。いつもは隠れていることからシャドーと言われるように。
前半の途中から視ているけど、段々レオがボランチみたいなポジション取りになってきた。出し手としての引きだしもあるねぇ(^^) #daihyo #frontale #旗手怜央 #順天堂大学 #静岡学園
— Dan (@funkykazoo) December 28, 2019
もともと旗手選手は守備が苦手というタイプですが今では改善されてきて器用さも身に着けているようです。
旗手怜央の過去の成績一覧
ここでは旗手選手の過去の主な成績を一覧にしました。
試合開催日(年) | 大会名 | 戦績 |
2014/12/30~2015/1/12 | 第93回全国高校サッカー選手権大会 | ベスト8(静岡学園高校)/優秀選手選出 |
2016年度 | 第90回関東大学サッカーリーグ戦 | 1部5位(順天堂大)/新人王 |
2017年度 | 第91回関東大学サッカーリーグ戦 | 1部2位(順天堂大)/得点ランキング2位/ベストイレブン選出 |
2018年度 | 第92回関東大学サッカーリーグ戦 | 1部6位(順天堂大)/得点ランキング2位/ベストイレブン選出 |
2019年度 | 第93回関東大学サッカーリーグ戦 | 1部7位/ベストイレブン選出 |
2019/6/1~2019/6/15 | 第47回トゥーロン国際大会 | 準優勝 |
2019/12/28 | キリンチャレンジカップ2019 | 勝利/2ゴール |
個人タイトルもほとんど毎試合しっかり手にしています。
そしてもう一つ、あらゆる世代で代表に選出された旗手選手のこれまでの代表及び選抜歴をまとめました。
<旗手怜央のこれまでの代表・選抜歴>
2016年 | 日本高校選抜 | NEXT GENERATION MATCH |
デュッセルドルフ国際ユースサッカー大会 | ||
2016~2019年 | 全日本大学選抜 | デンソーカップサッカー |
2019年 | DENSO CUP SOCCER第16回大学日韓定期戦 | |
2017年 | ユニバーシアードサッカー日本代表 | 第29回ユニバーシアード競技大会 |
U20日本代表 | M-150CUP2017 | |
2018年 | U21日本代表 | AFC U23選手権 |
アジア競技大会 | ||
ドバイカップU23 | ||
2019年 | U22日本代表 | トゥーロン国際大会 |
キリンチャレンジカップ | ||
2020年 | U23日本代表 | AFC U23日本代表 |
選ばれていない年はないっていうくらい見事に毎年選出されていますね。
旗手怜央はポジショニングの評価高し
「大学選抜の中でも頭一つ出ている」と評されることが多い旗手選手。
ここまででどんな評価があるのか調べてみました。その内容は
- 心強い存在
- 出場選手の中で最高評価の7.42
- 練習もコツコツ真面目に取り組む
- ポジショニングが良く縦パスの引き出し方が上手い
- 積極性とパス精度が課題
ではもう少し詳しく。
同じ順天堂大の浮田健誠選手はライバルであり友人でもある旗手選手について「心強い存在」と話しています(1)。
切磋琢磨してお互いに向上していける仲間でもあるけれど学べるところも多い、と。
2019年12月28日に開催されたキリンチャレンジカップ対ジャマイカ代表戦では最高評価の7.42(2)。
旗手選手は最初はスタメンではなかったけれど合宿でもコツコツやっていたのが監督の目に留まったんじゃないかと感じている様子(3)。
このことからまじめでコツコツやるタイプという評価もありそう。
また2020年1月のU23選手権では「特にポジショニングが良く、縦パスの引き出し方が上手い」(4)、課題としては「積極性とシュートの精度」(5)。
確かにサウジアラビア戦でゴールキーパーと1対1でもシュートを打たなかったのは残念でした。結局オフサイドではありましたが。
まだまだ課題もありますが旗手選手なら一つずつクリアしていってくれそうです。
まとめ
今回は旗手怜央のプレースタイルやポジション、過去の成績や評価について調べました。
内容をまとめると
- 旗手選手のプレースタイルは
- 強いフィジカル
- 巧みなドリブル
- 足の振りが早くシュート力に定評
- 高い向上心
- ポジションは
- トップ下
- サイドハーフ
- シャドー など
- 過去の成績は
- 全国高校サッカー選手権でベスト8
- 関東大学サッカーリーグ戦で2位~7位
- ベストイレブン選出
- トゥーロン国際大会準優勝 など
- 現在の評価は
- 心強い存在
- キリンチャレンジカップでは出場選手中最高評価の7.42
- 練習も真面目でコツコツ取り組む
- ポジショニングが良く縦パスの引き出し方が上手い
- 積極性とシュート精度が課題 など
もうすぐJリーガー・旗手怜央が誕生します。
どんな活躍を見せてくれるのか、どんな風に成長していくのかなど見どころはたくさん。
何より「東京オリンピックに出場するのか」という直近の課題もあり当分の間、目が離せませんね。